【2027年度】埼玉県公立高校入試はどう変わる?マークシート・全員面接・My Voiceを解説

【2026年9月15日更新】

2027年度(令和9年度)から、埼玉県公立高校入試は大きく変わります。現中学3年生が新制度の最初の対象です。

この記事では、埼玉県教育委員会が公表した実施要項・確定版の選抜実施内容・2026年8月31日掲載資料・最新Q&Aをもとに、マークシート、全員面接「My Voice」、自己評価資料、電子出願、学校選択問題実施校、入試日程を整理します。

先に結論|2027年度入試の重要ポイント

  • 5教科の解答は、得点換算でマークシート方式が約9割、記述式が約1割
  • すべての高校・すべての受検生に、個人面接または集団面接を実施
  • 面接の冒頭に1分30秒~2分程度の「My Voice」を実施
  • 出願時に全受検生が「自己評価資料」を提出
  • 選抜は「共通選抜」と、学校・学科の特色を反映する「特色選抜」で実施
  • 数学・英語の学校選択問題は23校で実施し、浦和南高校が新たに加わる

2027年度埼玉県公立高校入試の日程

手続・検査日程
電子出願期間2027年1月26日~2月9日
出願書類等の提出(該当者のみ)2月12日:配達日指定の郵送のみ
2月15日・16日:各高校の窓口
志願先変更2月17日・18日
学力検査2月25日
面接2月26日
特色検査3月1日(一部は2月26日)
追検査3月2日
入学許可候補者発表3月5日

志願先変更は1回限りです。同じ高校内の学科変更や第2志望だけの変更も1回に数えられます。具体的な電子出願操作は、県が2026年10月に掲載予定の「電子出願の利用の手引き」で必ず確認してください。

マークシート方式は5教科で導入

国語・社会・数学・理科・英語の5教科は各100点、合計500点です。2027年度から、得点換算でマークシート方式の問題が9割程度、記述式が1割程度になります。

マークシートになっても、問題の基本方針や難易度が易しくなるわけではありません。県のQ&Aでは、出題の基本方針や難易度は従来と変わらないと明記されています。数学・理科の計算結果を数字でマークする形式が一部で使われる場合があります。

受験生が練習しておきたいこと

  • 問題番号と解答欄を毎回照合する
  • 分からない問題を飛ばした際のマークずれを防ぐ
  • 選択肢を消去する根拠を問題用紙に残す
  • 記述式1割を捨てず、途中式・理由・条件を言葉で表す練習を続ける
  • 本番と同じ時間で、見直しまで含めて解く

なお、2027年度から国語の作文は出題されません。ただし、国語全体を通して「書くこと」を含む思考力・判断力・表現力が測られ、記述問題自体がなくなるわけではありません。

学校選択問題を実施する高校は23校

数学・英語では、一部に応用的な内容を含む学校選択問題を23校が実施します。2027年度はさいたま市立浦和南高校が新たに加わりました。

  • 浦和高校
  • 浦和第一女子高校
  • 浦和西高校
  • 大宮高校
  • 春日部高校
  • 川口北高校
  • 川越高校
  • 川越女子高校
  • 川越南高校
  • 熊谷高校
  • 熊谷女子高校
  • 熊谷西高校
  • 越ケ谷高校
  • 越谷北高校
  • 所沢高校
  • 所沢北高校
  • 不動岡高校
  • 和光国際高校
  • 蕨高校
  • さいたま市立浦和高校
  • さいたま市立浦和南高校(新規)
  • さいたま市立大宮北高校
  • 川口市立高校

学校選択問題の有無だけでなく、各高校の選抜実施内容にある学力検査・調査書・面接・特色検査の配点も確認してください。

全受検生に面接|My Voiceとは?

2027年度は、すべての高校ですべての受検生に面接を行います。個人面接か集団面接かは高校によって異なり、志望校の「選抜実施内容(確定版)」で確認できます。

  1. 入室後、1分30秒~2分程度の「My Voice」で自分を表現する
  2. その内容や自己評価資料を参考に、面接委員が質問する
  3. 質問・応答は3分30秒~6分程度

県教育委員会は、時間の長短や話し方の上手さそのものを評価するのではなく、自分の経験を振り返り、自分なりに考えて伝えることが大切だと説明しています。丸暗記した文章を機械的に読む練習ではなく、「なぜそう考えたのか」を追加質問されても答えられる準備が重要です。

My Voiceと自己評価資料は同じ内容でなくてもよい

My Voiceは自己評価資料と必ずしも関連付ける必要はありません。面接会場には、出願時に提出したものと同一の自己評価資料を持ち込めますが、形式的に読み上げるのではなく、自分の言葉で伝えることが求められます。

選択性緘黙などで話すことが難しい場合は、中学校を通して志望高校へ事前に相談するよう県が案内しています。

自己評価資料は何に使われる?

自己評価資料は、委員会活動・部活動・資格取得など、学校内外での活動や意欲を自分の言葉で記入し、面接の補助資料として使用するものです。

  • 自己評価資料そのものは得点算出に使われない
  • 文章量、文章や文字の上手さは評価対象ではない
  • 自筆またはコンピューターで作成できる
  • 学校によって「学校独自項目」が設定される場合がある
  • 原則として中学校が電子出願システムを利用してPDFで提出する

自筆の場合、PDF化後も判読できるよう、県は黒ペンや黒ボールペンなど保存性の高い筆記具を例示しています。書類を飾ることより、自分の経験・考え・今後取り組みたいことを具体的に整理しましょう。

共通選抜と特色選抜の違い

県教育委員会が定める方法で行う「共通選抜」に加え、学校・学科・コースの特色に応じて各高校が定める「特色選抜」が導入されます。特色選抜では、最大3教科まで150点または200点への傾斜配点を設定でき、作文・小論文や実技検査を行う学校もあります。

同じ「普通科」でも、調査書の学年比、面接形式・配点、共通選抜と特色選抜の割合が異なります。前年の偏差値や倍率だけで志望校を決めず、2027年度の学校別基準を確認することが必要です。

鶴瀬・富士見市の受験生が今から準備すること

  1. 志望校の選抜基準を確認する:5教科、内申、面接、特色検査のうち何が重いかを整理する
  2. 定期テストと提出物を整える:調査書に使われる評定を最後まで意識する
  3. 経験を言語化する:頑張ったこと、苦労、工夫、学んだこと、高校で挑戦したいことをメモする
  4. マーク式と記述式を両方練習する:速さだけでなく、マークずれと見直しの手順を固定する
  5. 通学と学校生活を現地で確認する:説明会や文化祭で、鶴瀬駅からの所要時間も確かめる

明成個別鶴瀬東校舎では、通知表・北辰テスト・志望校の2027年度配点を照らし合わせ、今どこを優先して伸ばすべきかを具体化します。

2027年度入試・志望校選びを相談したい方へ

富士見市・鶴瀬周辺の中学生について、内申・5教科・My Voiceまで一人ひとりに合わせて準備します。

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まとめ

2027年度の埼玉県公立高校入試は、マークシート方式、全員面接、My Voice、自己評価資料、共通選抜・特色選抜が同時に始まります。制度変更を不安に感じる必要はありませんが、志望校ごとの配点を知らないまま従来どおりの対策だけを続けるのは避けたいところです。

県の電子出願利用の手引きや志願状況など、新しい公式情報が公表され次第、この記事も随時更新します。

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参照した公式情報

最終確認日:2026年9月15日。日程・手続・各校の実施内容は変更される場合があります。出願前に埼玉県教育委員会と志望高校の公式サイトを必ずご確認ください。

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小原 陸