こんにちは、おりくです。
埼玉県公立高校入試は、令和9年度(2027年度)入試から大きく変わります。マークシート方式の導入、全受検生への面接実施、調査書・自己評価資料の変更など、これまでの入試とは仕組みが大きく異なります。
この記事では、埼玉県教育委員会が公式に発表している最新情報(令和8年5月時点)をもとに、変更点を整理して解説します。
結論:2027年度入試で変わる3つのポイント
- 学力検査(国語・社会・数学・理科・英語)の解答方式が、得点換算でマークシート方式9割・記述式1割に変わる
- すべての受検生に面接(個人面接または集団面接)が実施され、冒頭に自己表現の時間「My Voice(マイボイス)」が設けられる
- 調査書の様式が変わり、出願時に全受検生が「自己評価資料」を提出する
マークシート方式の導入について
令和9年度入試より、学力検査の解答方式にマークシート方式が導入されます。各教科の出題形式の割合は、得点に換算してマークシート方式の問題が9割程度、記述式の問題が1割程度です。
実施教科は国語・社会・数学・理科・英語の5教科で、英語にはリスニングテストが含まれます。出題範囲は中学校学習指導要領に基づいており、基礎的な知識・技能に加えて、思考力・判断力・表現力をみる問題にも配慮するとされています。
学校選択問題実施校23校一覧
数学・英語について、より発展的な内容を含む「学校選択問題」を実施する高校が23校、届出により決定しています(令和8年5月21日発表)。
- 浦和高等学校
- 浦和第一女子高等学校
- 浦和西高等学校
- 大宮高等学校
- 春日部高等学校
- 川口北高等学校
- 川越高等学校
- 川越女子高等学校
- 川越南高等学校
- 熊谷高等学校
- 熊谷女子高等学校
- 熊谷西高等学校
- 越ケ谷高等学校
- 越谷北高等学校
- 所沢高等学校
- 所沢北高等学校
- 不動岡高等学校
- 和光国際高等学校
- 蕨高等学校
- さいたま市立浦和高等学校
- さいたま市立浦和南高等学校
- さいたま市立大宮北高等学校
- 川口市立高等学校
全受検生に「面接」が必須化|新制度「My Voice(マイボイス)」とは
令和9年度入試から、すべての受検生に面接(個人面接または集団面接、形式は高校により異なる)が実施されます。「知識及び技能」「思考力・判断力・表現力等」「学びに向かう力、人間性等」の3つの資質・能力を総合的に測る場と位置づけられています。
面接の冒頭には、受検生自身が中学校生活や学校外での活動を振り返り、自分の言葉で語る時間「My Voice(マイボイス)」が設けられます。
面接の流れと所要時間
- 入室
- My Voice(マイボイス):1分30秒〜2分程度
- 質問・応答:3分30秒〜6分程度(面接委員2人以上が、My Voiceの内容をもとに質問)
- 退室
評価は「3〜5」の3段階を基本とし、話の上手さや実績の大きさではなく、経験に至るまでの過程(プロセス)や意欲、学びに向かう力などを多面的に評価するとされています。
自己評価資料について
出願時に、全受検生が「自己評価資料」を提出します。委員会活動や部活動、資格取得などの活動やその意欲を自分の言葉で記入するもので、面接の補助資料として使われますが、得点の算出には用いられません。文章の上手い下手や分量、文字の巧拙も評価対象外です。
調査書・選抜方式の変更点
調査書の記載項目は「各教科の学習の記録」(9教科5段階の評定)と「総合的な学習の時間の記録」が基本となります。
選抜方式は、県教育委員会が定める方法で選抜する「共通選抜」と、学科等の特色に応じて各高校が定める方法で選抜する「特色選抜」の2本立てで実施されます。
令和9年度入試のスケジュール
- 出願:令和9年1月26日〜2月9日(自己評価資料を提出)
- 学力検査:令和9年2月25日
- 面接:令和9年2月26日
各高校の選抜実施内容(面接の形式など)は、令和7年12月に暫定版、令和8年5月に確定版が公表されています。志望校の詳細は各校の発表を必ずご確認ください。
明成個別が考える対策のポイント
- 知識を正確に覚え、素早く正確にマークする力(マークシート対策)
- 自分の経験・考えをわかりやすく言葉にして伝える力(面接・My Voice対策)
- 短い記述の中で自分の考えを整理して書く力(記述1割・自己評価資料対策)
入試の形式が変わっても、日々の学習を通じて基礎知識を固め、自分の言葉で表現する練習を重ねることが対策の基本になる点は変わりません。明成個別では、一人ひとりの状況に合わせて新入試制度への対策をサポートしています。
まとめ
令和9年度(2027年度)埼玉県公立高校入試では、マークシート方式の導入、全受検生への面接実施、調査書・自己評価資料の変更など、複数の制度改革が同時に行われます。現在中学2年生の学年が最初の対象となります。詳細は今後も埼玉県教育委員会から順次発表される見込みのため、この記事も随時更新していきます。
あわせて読みたい記事
参照した公式情報
- 令和9年度埼玉県公立高等学校入学者選抜に関する情報(埼玉県教育委員会)
- 令和9年度埼玉県公立高等学校入学者選抜における学力検査問題の出題の基本方針並びに学力検査の実施教科及び出題範囲について(令和8年5月21日発表)
- 面接についてのリーフレット(令和7年8月29日掲載)
最新情報の確認日:2026年8月8日
