【2027年度】埼玉県公立高校入試のマークシート、正しい塗り方と注意点|県教委の最新資料を解説

2027年度(令和9年度)の埼玉県公立高校入試から、学力検査の解答方法がマークシート方式に変わります。埼玉県教育委員会は2026年8月31日、受検生向けの資料「マークシート方式及び記述式による学力検査を受検するときの注意について」を公表しました。この資料には、マークの塗り方や数値の答え方が具体例つきで示されています。

この記事では、その資料と県のQ&Aをもとに、中学3年生が本番までに知っておきたいポイントと、当日の注意点を整理します。

  • 対象:令和9年度(2027年度)埼玉県公立高等学校入学者選抜
  • 元の資料の発表日:2026年8月31日(埼玉県教育委員会)
  • 情報確認日:2026年9月27日

入試制度の変更点の全体像は、【2027年度】埼玉県公立高校入試はどう変わる?マークシート・全員面接・My Voiceを解説をあわせてご覧ください。

1. 何が変わり、何が変わらないのか

公式情報

  • 5教科すべての学力検査で、マークシート方式と記述式を組み合わせた問題が出題されます。数学・英語の学校選択問題と追検査も同じです。
  • 出題形式の割合は、得点に換算してマークシート方式が9割程度、記述式が1割程度です。
  • 国語の作文は出題されません。
  • 県のQ&Aでは、マークシート方式になっても出題の基本方針や難易度は変わらないとされています。

編集部の解説

「マークシート=簡単になる」わけではありません。問われる力は今までと同じで、答え方が変わると考えるのが正確です。

2. 解答用紙のしくみ:表がマーク、裏が記述

  • 解答用紙の表面がマークシート方式、裏面が記述式の解答欄です。
  • 表面の枠に「記述(裏面)」と書かれている問題は、裏面の同じ問題番号の欄に答えを書きます。
  • 記述式の答案はパソコンの画面に表示して採点されます。解答欄からはみ出さないように書きましょう。

3. 使える筆記用具と、消すときの注意

  • マーク欄は、HBまたはBの鉛筆で塗りつぶします。シャープペンシルも使えます。
  • 塗り直すときは、消しゴムできれいに消します。消し残しや消しくずは、読み取りエラーの原因になります。
  • 解答用紙を折り曲げたり汚したりしないようにします。決められた欄以外には何も書きません。

4. 読み取りエラーになりやすいマークの塗り方

県の資料では、マーク欄を「濃く、はっきり」塗りつぶすのが正しい例とされています。次のような塗り方は、読み取りエラーになる可能性があります。

  • 線を1本引いただけで、塗りつぶしていない
  • 塗る範囲が小さい
  • 枠からはみ出している
  • 輪郭をなぞっただけ
  • チェック(レ点)を書いただけ
  • 塗り方が薄い

5. 受検番号のマークでよくある4つのミス

各教科の解答用紙の表面には受検番号欄があります。番号を左から手書きで記入し、その下のマーク欄の数字を塗ります。県の資料が挙げている、起こりやすい間違いは次の4つです。

  1. マーク漏れ:4けたのうち、塗っていない欄がある
  2. 複数マーク:同じけたに2つ以上塗っている
  3. けた間違い:別のけたの欄を塗っている
  4. 「0」の位置の勘違い:一番下が「0」だと思い込み、一番下の数字(見本では「9」)を塗ってしまう

編集部の解説:受検番号のミスは、実力とは関係なく結果に響きかねません。試験開始直後と見直しの時間に、書いた番号とマークが一致しているかを確かめる習慣をつけましょう。

6. 記号で答える問題の塗り方

  • 1つだけ選ぶ問題:答えの記号を1つ塗ります。
  • 2つ以上選び、順番を問わない問題:「解答の順序は問いません」と指示がある場合は、1行に1つずつ塗ります。どの行にどちらを塗っても正解です。1行に2つ塗ると正解になりません。
  • 2つ以上選び、順番が決まっている問題:「2番目」「4番目」などの指示どおりの行に塗ります。順番が逆だと正解になりません。

7. 数学・理科などで「数値」を答える問題の塗り方

県のQ&Aによると、数学や理科の計算問題の一部では、数字をマークして答える形に変わる場合があります。資料に示されたルールは次のとおりです。

  • 四角の中のひらがな1つが、数字1けたに対応します。
  • ひらがなが2つ並んでいれば、答えは2けたの数です。「05」や「-9」のような答えにはなりません。
  • 分数:分子を先に、分母を後に塗ります。それ以上約分できない形で答えます。
  • 根号(√)を含む答え:根号の中をできるだけ小さい自然数にした形で答えます。
  • 文字の係数:指示された位置に、係数の数字を塗ります。
  • 順番がどちらでもよい答え:因数分解の( )の中の数などは、1行に1つずつ塗れば、どちらの順でも正解です。

編集部の解説:マーク式では、決められた形になっていない答えは正解になりません。約分のし忘れや、√の中を簡単にし忘れるミスがそのまま失点につながると考えておきましょう。日ごろから「最後まで整理した形で答える」練習が大切です。

8. 当日までに知っておきたい公式ルール

  • 受検票:2027年2月19日(金)午後4時以降に、電子出願システムから自分で印刷します。学力検査の日に持参します。自宅にプリンターがない場合は、コンビニのプリントサービスなども使えます。
  • 服装:規定はありません。私服の場合、漢字・英文字・地図などがプリントされた服は避けるよう求められています。
  • 体調不良のとき:当日受検できる状態であれば、別室で受検できます。インフルエンザなどやむを得ない事情で受検できなかった場合は、3月2日(火)の追検査があります。まず中学校の先生に相談してください。
  • 合格発表:3月5日(金)午前9時にウェブで発表されます。高校での掲示発表はありません。

9. 令和9年度入試の主な日程

日程内容
2027年1月26日(火)〜2月9日(火)出願期間(インターネット出願)
2月17日(水)・18日(木)志願先変更期間
2月25日(木)学力検査
2月26日(金)面接(全ての学校)
3月1日(月)特色検査(一部の学校/2月26日の場合もあり)
3月2日(火)追検査
3月5日(金)入学許可候補者発表

出典:埼玉県教育委員会「令和9年度埼玉県公立高等学校入学者選抜の日程」

10. 富士見市・ふじみ野市・三芳町周辺の受験生へ:学校選択問題もマーク式

数学・英語の学校選択問題も、マークシート方式で実施されます。令和9年度に学校選択問題を実施するのは23校です。鶴瀬・富士見市方面から通学圏になりやすい高校では、川越高校、川越女子高校、川越南高校、所沢高校、所沢北高校、和光国際高校などが含まれます。全23校は県のQ&Aで確認できます。

志望校の配点や面接の形式は学校ごとに異なります。【2027年度】埼玉県公立高校の選抜基準を公式検索する方法で、志望校の選抜方法も確認しておきましょう。

11. 明成個別からのアドバイス:本番までにやっておきたいこと

ここからは、公式情報をもとにした編集部の考えです。

  • 練習用マークシートで一度塗ってみる:県の資料の最後に練習用マークシートがあります。印刷して、実際に使う鉛筆で塗る感覚をつかんでおきましょう。
  • 過去問を「マークで答える」つもりで解く:県立総合教育センターのサイトに、過去3年分の学力検査問題が掲載されています。答えを「塗る形」に直して確認すると、約分や√の整理の甘さに気づけます。
  • 記述の1割を落とさない:記述式は配点が少ない分、差がつきやすい部分です。解答欄に収まる字の大きさで書く練習もしておきましょう。
  • 見直しの手順を決めておく:「受検番号→マークのずれ→裏面の記述の書き漏れ」の順に確認するなど、自分の流れを決めておくと本番で慌てにくくなります。
  • 翌日の面接も視野に入れる:学力検査の翌日には、全員が面接を受けます。学力対策と並行して、My Voiceの準備も少しずつ進めましょう。

まとめ

  • 2027年度の埼玉県公立高校入試は、マークシート方式が9割程度、記述式が1割程度になります。
  • 県は、難易度や出題方針は変わらないと説明しています。
  • 受検番号のマークミスや数値の答え方のルールは、事前に知っておけば防げます。
  • 県の練習用マークシートと過去問を使って、今のうちから「塗る」練習をしておきましょう。

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参照した公式情報(確認日:2026年9月27日)

※本記事は2026年9月27日時点の公式情報をもとにしています。最新情報は必ず埼玉県教育委員会の発表をご確認ください。

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小原 陸