【ふじみ野】お金のことを話す意味

明成ふじみ野では、講習のときに、お金の話を子どもたちにする。

お金は確かにタブー視されることがあるのも承知のうえ。

「子どもにお金の話をするな!」とお叱りを受けることも覚悟で毎回話している。

 

なぜ、それでも話をするか?

たくさんの理由がある。

 

①その講習にどれくらいかかっているかを知ることで、勉強を他人事とではなく自分ごととして捉えてほしい。

講習や講座にはお金がかかる。

これを知らないまま参加してしまった子たちは、その価値も軽んじてしまう。

平気でサボったり、適当に授業を受けてしまう。ふと聞きたくなるときがある、「自分のお金ではらってもそれをやるのか?」と。

この講習に参加するために保護者様がどんな苦労をして、どんな我慢をして、どんな期待をしているか、知らなきゃだめだ。

それを知ったうえで、自分にかかっている責任をしっかりと理解して、前向きに頑張ってほしい。

 

②お金は世の中で避けて通れないことだから、しっかりと向き合う練習をしたほうがいい。

子どもはお金について何もしらないでも育つことはできる。

でも、大人になっていくにつれて知らないままではいられない。

だから、中学生になったならちゃんとお金については知る練習を始めたほうがいいと思っている。

決して、先生が正解ではない。保護者様の考えも、先生の考えも、聞いた上で自分はどう考えるのか、が大事。

 

③自己投資をし続ける人になってほしい。

人生100年時代と言われる今、勉強は人生を通して行うものになってきた。

かつてのように、いい大学、いい会社にはいったから一生安泰などということはない。

いい大学にいても、いい会社にいても、勉強を続け変化し続けないといけない。

確かに勉強にはお金がかかることもある。

でも、それはその後の自分の人生に必ず何かを返してくれる、貴重な投資になる。

中学生の勉強だって、人生を豊かにするための一步。してもらうのではなくかかるお金をしって、その価値を最大限にする意識を持ってほしい。

 

 

簡単にまとめるとこんな感じだろうか。

「塾なんだから、勉強だけ教えていればいい、受験勉強だけさせていればいい」

そういう意見も正しいと思う。

でも、自分たちは”教育”学習塾だ。

子どもたち自身が勉強する意味もわからずに、ただ知識を詰め込んで、ただ点数をとらせる”だけ”ではだめなんだ。

点数をあげることに必死になることで、人生を通して大事なことを学ばせてあげたい。

だって、それはどっちもできる。

現に明成の卒業生たちは勉強を必死になって、成績をバク上げし、合格を勝ち取り、

その後の高校生活や大人になってもその経験を生かして輝いてる子もたくさんいる。

 

どっちも本気でやりたいんだ。

変わった塾だと言われても、余計なことをと言われても、子どもたちの人生に必要なことは教えてあげたい。

この記事を書いた人

石橋 凌