埼玉県の高校入試では、公立高校の受験に加えて私立高校を「併願」または「単願(専願)」で受験するのが一般的です。それぞれの仕組みとメリット・デメリットを整理し、志望校選びの判断材料をまとめました。
最新情報の確認日:2026年8月18日
単願と併願の違い
単願(専願)は、その高校に合格したら必ず入学することを条件に受験する方式です。併願は、公立高校など他の学校を第一志望としながら、不合格だった場合の「押さえ」として私立高校を受験する方式です。埼玉県内の私立高校の多くは、公立高校を第一志望とする受験生の「併願」受け入れを前提とした入試制度を整えています。
埼玉県特有の「個別相談」と「併願(単願)推薦」
埼玉県の私立高校入試では、出願前に中学校を通じて高校側と「個別相談」を行う慣習があります。北辰テストの偏差値や内申点が各校の定める基準に達していれば、事前に合格の見込みを確認できる「併願推薦」「単願推薦」(いわゆる確約)を得られる場合があります。単願推薦のほうが併願推薦よりも基準が低めに設定される高校が多い一方、単願は合格したら入学が前提となるため、複数校を比較検討する余地がなくなる点に注意が必要です。基準となる模試の回や内申の学年(中3の1学期評定など)は学校ごとに異なるため、必ず志望校の募集要項や説明会・個別相談で確認してください。
単願(専願)のメリット・デメリット
メリット
出願基準が併願より低めに設定されやすい/併願より早い時期に進路が確定し、残りの中学生活を落ち着いて過ごせる/受験料や交通費などの負担が1校分で済む。
デメリット
合格したら原則入学が前提となり、公立高校の結果を待たずに進路が固定される/複数の選択肢を比較できない。
併願のメリット・デメリット
メリット
公立高校を第一志望にしたまま「押さえ」を確保できる/公立の結果を見てから最終的な進学先を選べる/複数校を検討できる。
デメリット
単願より出願基準が高めに設定されやすい/受験校数が増えると受験料や当日の移動負担が増える/私立に進学が決まった場合、単願より入学金等の負担条件が不利になることがある(延納制度の有無は学校により異なる)。
併願校を選ぶときのポイント
- 通学時間・費用(交通費、施設費など)を確認する
- 公立が不合格だった場合、実際に通える距離・環境かを確認する
- 延納制度(公立発表まで入学金の納入を待ってもらえる制度)の有無を確認する
- 北辰テストの偏差値だけでなく、内申点の基準も併せて確認する
まとめ
- 単願は基準が緩やかな分、合格したら入学が前提
- 併願は公立第一志望を貫きながら「押さえ」を確保できる
- 埼玉県では「個別相談」で事前に合格見込みを確認する慣習がある
- 基準となる模試の回・学年内申は学校ごとに異なるため必ず個別に確認
参照した情報
一般的な仕組みについては複数の学習塾・教育情報サイトの解説を参考にしています。個別の出願基準・延納制度の有無は志望校の公式募集要項でご確認ください。
情報確認日:2026年8月18日
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