2026年度の中3第5回北辰テストは、10月11日(日)に実施されます。夏休み後の学習成果を確認し、秋以降の志望校選びを具体化するうえで大切な回です。
「残り10日で何を優先すればいい?」「5教科を全部やり直す時間がない」と焦っている受験生もいると思います。しかし、直前期に必要なのは、新しい問題集へ広く手を出すことではありません。これまでに解いた問題から失点の原因を見つけ、取るべき問題を確実に得点できる状態にすることです。
2026年度・中3第5回北辰テストの基本情報
| 項目 | 公式発表 |
|---|---|
| 実施日 | 2026年10月11日(日) |
| 対象 | 中学3年生 |
| 教科 | 国語・数学・社会・理科・英語の5教科 |
| 成績WEB確認開始予定 | 2026年10月21日(水)夕方 |
北辰図書の公式案内によると、中学3年生で学習する内容から共通の出題範囲を設定できるのは第5回からです。第4回までの「1・2年全範囲」と比べ、3年生の学習内容への対応も重要になります。教科別の詳しい範囲は、必ず北辰テスト公式サイトの最新情報で確認してください。
年間日程や各回の申込期間は、明成個別の2026年度北辰テスト日程の保存版でも整理しています。
第5回が重要な3つの理由
1.夏休みの勉強が結果に表れやすい
第5回は、夏休みに進めた総復習がどこまで定着したかを確認できる時期です。点数だけでなく、正答できた単元、時間不足になった教科、同じ種類のミスが繰り返されていないかを確認する材料になります。
2.志望校選びを具体化する時期と重なる
秋は、公立・私立高校の学校説明会や個別相談が本格化する時期です。北辰テストの志望校判定だけで学校を決めるものではありませんが、現在地を客観的に確認し、挑戦校・実力相応校・安全校を考える資料の一つになります。
3.ここからの勉強計画を修正できる
10月の結果なら、冬までに苦手単元を立て直す時間が残されています。結果を見て落ち込むためのテストではなく、「入試本番までに何を直すか」を決めるためのテストとして使うことが大切です。
直前10日間で優先する勉強
10日前~7日前:過去の答案から失点原因を3つに分ける
- 知識不足:公式・用語・文法・年代などを覚えていなかった
- 解き方不足:知識はあるが、問題への使い方が分からなかった
- 試験運用の失敗:時間不足、問題文の読み違い、計算・転記ミス
間違えた問題をただ解き直すだけでなく、原因を分けると対策が具体的になります。知識不足なら短時間で反復し、解き方不足なら類題を解き、試験運用の失敗なら時間を計って練習します。
6日前~4日前:短期間で得点へ変わりやすい分野を固める
- 国語:漢字・語句、資料の読み取り、設問条件の確認
- 数学:計算、小問、基本的な関数・図形の解法確認
- 英語:単語・熟語、基本文法、長文の設問先読み
- 社会:用語を単独暗記せず、時代・地域・資料と結び付ける
- 理科:公式、実験手順、グラフ・表の読み取り
難問一題に長時間をかけるより、これまで正答率の高い問題で落としていた部分を減らすほうが、直前期には効果が出やすくなります。
3日前~前日:本番と同じ時間感覚で解く
最後の3日間は、少なくとも一部の教科で制限時間を意識して問題を解きましょう。「何分で大問を移るか」「迷った問題をいつ飛ばすか」「最後の見直し時間を何分残すか」を決めます。
前日は新しい難問に挑戦する日ではありません。間違いノート、英単語、漢字、公式など、すでに学習した内容を軽く確認し、持ち物と会場までの経路を準備して早めに休みましょう。
教科別・直前に確認したいポイント
国語:根拠を本文へ戻って確認する
感覚だけで選択肢を選ばず、本文のどの部分が根拠になるか確認します。記述問題では、設問の条件と指定字数を先に確認し、必要な要素を落とさない練習をしましょう。
数学:取れる問題を先に確保する
計算や基本問題の失点を減らすことが最優先です。途中式を残し、符号、単位、移項、約分を見直します。難しい問題で止まり過ぎず、いったん飛ばして最後に戻る判断も練習してください。
英語:長文だけでなく語彙と文法も毎日触れる
英語は数日空けると読む感覚が鈍りやすいため、短時間でも毎日英文を読みます。分からない単語があっても前後関係から意味を推測し、設問に必要な箇所を探す練習をしましょう。
社会:資料問題を「題名・単位・年代」から読む
統計や地図は、いきなり数値を見るのではなく、資料の題名、対象年、単位、出典を確認します。歴史は出来事の順番、公民は用語同士の関係を説明できるようにしましょう。
理科:実験の目的と結果をセットで整理する
器具名だけでなく、「何を調べるための実験か」「条件を変えると結果がどうなるか」を説明できる状態にします。計算問題は、使う公式と単位を先に書くとミスを減らせます。
当日に点を落とさないためのチェックリスト
- 受験票・筆記用具など、公式案内で指定された持ち物を確認する
- 会場名、集合時刻、交通経路を前日までに確認する
- 問題冊子の注意事項と時間を確認してから解き始める
- 一問で止まり続けず、解ける問題から得点する
- 問題番号と解答欄のずれを見直す
- 休み時間に終わった教科の答え合わせをし過ぎない
成績が返ってきたら偏差値だけで終わらせない
2026年度中3第5回の成績WEB確認は、10月21日(水)夕方から開始予定です。確認後は次の順番で振り返りましょう。
- 5教科合計と各教科の推移を見る
- 正答率が高いのに間違えた問題を優先して確認する
- 知識・解法・時間配分のどこに原因があったか分類する
- 次回までに直す単元を各教科1~2個に絞る
- 志望校判定と学校の選抜基準をあわせて確認する
偏差値や志望校判定は大切な資料ですが、一回の結果だけで合否が決まるものではありません。学校の選抜基準、内申点、学力検査、面接なども含めて考える必要があります。
2027年度埼玉県公立高校入試を受ける中3生へ
2027年度の埼玉県公立高校入試では、調査書様式の変更と自己評価資料の提出、全受検生への面接、共通選抜・特色選抜の導入など、大きな変更があります。また、学力検査ではマークシート方式が導入され、得点換算で9割程度がマークシート方式、1割程度が記述式とされています。
北辰テスト対策だけでなく、志望校の選抜内容を確認し、面接で自分の経験や高校入学後に取り組みたいことを話せるよう、少しずつ準備を始めましょう。制度全体は2027年度埼玉県公立高校入試改革の解説も参考にしてください。
まとめ|直前期は「できない問題探し」より「取れる問題の取りこぼし防止」
第5回北辰テストまでの期間が短くても、やることを絞れば改善できる部分はあります。過去の答案を分析し、基本問題を確実に取り、時間配分まで含めて準備することが大切です。
明成個別では、北辰テストの結果だけを見るのではなく、学校の選抜基準や内申点、今後の伸びしろも踏まえて学習計画を考えています。志望校選び、北辰テスト対策、定期テスト対策について迷っている方は、お気軽にご相談ください。
参照した公式情報
情報確認日:2026年10月1日。日程・会場・持ち物などは変更される場合があります。受験前に北辰テスト公式サイトおよび受験票の案内を必ずご確認ください。
