埼玉県立川越女子高校は、川越市六軒町にある県立の女子高校です。1906年創設の川越町立川越高等女学校を前身とし、「学力の向上」と「人格の陶冶」を柱に、高い水準の授業と自主・自律を重視した学校生活を両立しています。
この記事は2026年8月3日に、学校公式サイトと埼玉県教育委員会の資料を確認して作成しました。2027年度入試の学校別選抜内容は現在確認できる「暫定版」に基づくため、正式発表後に必ず再確認してください。
川越女子高校の基本情報
- 所在地:埼玉県川越市六軒町1丁目23番地
- 課程:全日制
- 学科:普通科
- 男女区分:女子
- 電話:049-222-3511
- 前身校の創立:1906年
教育の特徴
65分授業と隔週土曜授業
2学期制・65分授業を採用し、授業時間を確保するため隔週土曜日にも授業を実施しています。ほぼ全員が大学進学を目指す環境で、毎日の予習・復習と体調管理が重要です。
文系・理系に分かれるのは3年次から
1・2年次に文系・理系を問わず幅広い科目を学び、3年次から類型を選択します。早い段階で学習分野を狭めず、基礎学力と教養を身につけたうえで進路を決める教育課程です。
SSHによる理数・探究教育
2006年度からスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受け、先端研究所見学、研究室体験、英語プレゼン講座、課題研究発表会などを行っています。学校公式サイトでは2026年度までの指定が示されています。2027年度以降の指定状況は今後の公式発表をご確認ください。
校風・学校生活
自主・自律を重視し、授業だけでなく紫苑祭、体育祭、生徒会活動、部活動にも生徒が主体的に取り組みます。2027年度入試のアドミッション・ポリシーでも、日々の授業を大切にし、部活動や行事に主体的に参加する意欲のある生徒を求めています。
部活動
運動部には新体操、卓球、剣道、弓道、バレーボール、硬式テニス、バドミントン、登山、ソフトボール、バスケットボール、陸上競技、水泳などがあります。文化部には地球天文、カラーガード、吹奏楽、マンドリン、弦楽オーケストラ、音楽、フォーク、茶道、箏曲、華道、美術、書道、生物、英語、放送、英語劇、演劇、新聞、文芸などがあります。
2026年度は放送部、文芸部、書道部が全国高等学校総合文化祭「あきた総文2026」に出場・出品すると学校公式サイトで紹介されています。
アクセス
- 東武東上線「川越市駅」から徒歩約5分
- 西武新宿線「本川越駅」から徒歩約8分
鶴瀬方面からは東武東上線で川越市駅まで乗り換えなしで通学できます。学校に来校者用駐車場はありません。
2026年度の学校説明会
| 開催日 | 会場・内容 |
|---|---|
| 6月13日 | 本校・終了 |
| 8月5日 | ウェスタ川越・生徒による説明会 |
| 10月24日 | 本校・説明会、授業・部活動見学 |
| 11月7日 | 本校・説明会、授業・部活動見学 |
| 2027年3月29日 | 本校・高校1、2年生対象予定 |
申込方法や内容は変更される可能性があるため、参加直前に公式サイトを確認してください。
2026年度入試の募集人数と倍率
| 学科 | 募集人数 | 予定者数 | 実受検者 | 候補者 | 倍率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 普通科 | 360人 | 358人 | 432人 | 359人 | 1.20倍 |
募集人員のうち2人分は転編入学者向けの枠です。倍率だけでなく、学校選択問題の難度と受検者層を考える必要があります。
2027年度入試の暫定選抜方法
暫定版では特色選抜を実施し、第1次選抜で募集人員の60%、第2次選抜で40%を選ぶ予定です。
学力検査
- 国語:200点
- 社会:100点
- 数学:200点
- 理科:100点
- 英語:200点
- 合計:800点
数学と英語は学校選択問題を実施する予定です。国語・数学・英語を各200点とする傾斜配点のため、この3教科が社会・理科より大きな比重を持ちます。
調査書・面接
- 評定の比率:1年・2年・3年=1対1対2
- 面接:集団面接
- 特色検査:実施しない予定
- 学校独自項目:設定なし
- 第2志望:なし
| 選抜 | 割合 | 学力検査 | 調査書 | 面接 | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|
| 第1次 | 60% | 800 | 360 | 30 | 1,190 |
| 第2次 | 40% | 800 | 180 | 30 | 1,010 |
第1次では調査書の比重が比較的大きく、第2次では学力検査の比重がさらに高くなります。評定と当日の学力検査の両方が必要です。
学校選択問題で注意したいこと
数学
基本問題を確実に正解し、関数・図形の複合問題で条件を整理する力が必要です。
英語
語彙・文法を早めに完成させ、長文読解、内容一致、英作文を時間内に処理する練習が必要です。
国語
共通問題ですが、暫定版では200点に換算されます。読解、記述、古文、漢字まで安定した得点を目指しましょう。
合格の目安と偏差値
学校は合格最低点や公式な偏差値を公表していません。ネット上の偏差値は模試会社等の独自算出で、調査時期や母集団によって異なります。北辰テスト、3教科の得点、評定、学校選択問題・県立入試過去問を組み合わせて判断してください。
2025年度卒業生の大学合格実績
学校が2026年4月10日現在で公表した実績では、国立大学合計90人、公立大学合計14人です。
主な国公立大学
- 東京大学:2人
- 東京科学大学:1人
- 一橋大学:1人
- 北海道大学:1人
- 東北大学:1人
- 大阪大学:1人
- お茶の水女子大学:14人
- 東京学芸大学:6人
- 東京外国語大学:5人
- 東京海洋大学:5人
- 東京農工大学:4人
- 筑波大学:5人
- 埼玉大学:11人
主な私立大学
- 早稲田大学:36人
- 慶應義塾大学:10人
- 上智大学:21人
- 東京理科大学:19人
- 明治大学:49人
- 立教大学:83人
- 中央大学:26人
- 法政大学:54人
- 学習院大学:44人
- 津田塾大学:42人
- 東京女子大学:33人
- 日本女子大学:102人
- 東洋大学:92人
私立大学は延べ1,137人です。1人が複数の大学・学部に合格した場合を含む延べ合格者数であり、進学者数ではありません。学校資料の括弧内は既卒生の内数です。
向いている生徒
- 難関国公立大学や私立大学を目指したい
- 学校の授業を中心に学力を伸ばしたい
- 幅広い科目を学びたい
- 理数・科学・課題研究に興味がある
- 自分で学習計画を立てられる
- 勉強と部活動・行事を両立したい
受験生が今から準備すべきこと
- 国語・数学・英語を優先して強化する
- 数学・英語の学校選択問題を早めに確認する
- 社会・理科も含む5教科の得点を安定させる
- 1対1対2で評価される中学3年次の評定を大切にする
- 65分授業・隔週土曜授業に対応できる学習習慣を作る
- 説明会と授業見学で校風を確認する
まとめ
川越女子高校は、高い水準の授業、自主・自律の校風、SSHを中心とした探究活動、充実した部活動・行事を特徴とする県立女子高校です。2027年度暫定版では数学と英語の学校選択問題に加え、国語・数学・英語を各200点とする傾斜配点が予定されています。評定と5教科の学力、入学後も学び続けられる習慣を準備しましょう。
参照した公式情報
確認日:2026年8月3日
