埼玉県立芸術総合高校は、美術・音楽・映像芸術・舞台芸術を専門的に学べる県立高校です。2027年度(令和9年度)入試では学科ごとに実技検査の配点が異なるため、一般的な普通科と同じ感覚で準備するのは危険です。埼玉県教育委員会と学校公式サイトを基に、4学科の違いを整理します。
芸術総合高校の基本情報
- 正式名称:埼玉県立芸術総合高等学校
- 所在地:埼玉県所沢市三ケ島2-695-1
- 課程:全日制・共学
- 学科:美術科、音楽科、映像芸術科、舞台芸術科
- 電話:04-2949-4052
4学科の特徴
美術科
素描、絵画、彫刻、デザインなど、美術の基礎と専門表現を学ぶ学科です。作品制作だけでなく、観察力や構成力を継続的に磨く姿勢が求められます。
音楽科
声楽・器楽などの実技と音楽理論を学びます。入試でも専門実技の比重が大きいため、日々の練習と専門的な助言を受けられる環境が重要です。
映像芸術科
映像制作、写真、メディア表現などを学ぶ学科です。見る力、発想を形にする力、制作を振り返って説明する力も大切になります。
舞台芸術科
演劇や舞踊など舞台表現を幅広く学びます。身体表現、発声、協働して作品をつくる姿勢が求められる学科です。
学校生活と進路
専門分野の授業と普通教科を並行して学ぶため、「芸術が好き」だけでなく、制作・練習を継続しながら学習時間を確保する力が必要です。学校公式の案内では、卒業生の8~9割が大学や専門学校等へ進むとされています。進路先は芸術系に限らないため、希望分野と卒業後の学びを説明会で確認しましょう。
アクセス
学校公式案内では、西武池袋線・小手指駅南口からバス約15分、下車後徒歩約5分の経路が示されています。学校案内では在校生の約90%がバスを利用するとされています。朝夕の混雑、バス定期代、実技道具や楽器を持った移動も想定し、説明会で実際に通学してください。校内はチャイムを鳴らさない運用も特色として紹介されています。
2027年度入試の共通事項
4学科とも特色選抜を実施し、学力検査は国語・数学・社会・理科・英語の5教科です。学校選択問題は実施しません。面接は集団面接で、調査書の学習の記録は中1:中2:中3=2:2:3、調査書315点、面接30点です。第1次選抜80%、第2次選抜20%が基準です。
学科別の実技検査配点
| 学科 | 第1次:実技/合計 | 第2次:実技/合計 |
|---|---|---|
| 美術科 | 100点/945点 | 300点/1,145点 |
| 音楽科 | 300点/1,145点 | 500点/1,345点 |
| 映像芸術科 | 100点/945点 | 200点/1,045点 |
| 舞台芸術科 | 100点/945点 | 200点/1,045点 |
全学科で学力検査500点、調査書315点、集団面接30点が共通です。第2次選抜では実技の比重が高くなります。特に音楽科は実技500点で、専門実技が合否に大きく関わります。実技の具体的な課題・持ち物・評価観点は必ず当該年度の募集要項で確認してください。
第2志望に準ずる志望の扱い
令和9年度選抜基準には、一定の学科間で第2志望に準ずる志望を認める記載があります。一般的な「どの学科でも自由に第2志望を選べる」という制度ではありません。
- 美術科から:音楽科・映像芸術科・舞台芸術科
- 音楽科から:映像芸術科・舞台芸術科
- 映像芸術科から:美術科・音楽科・舞台芸術科
- 舞台芸術科から:音楽科・映像芸術科
出願資格や実技の取り扱いを含む詳細は、県教育委員会の最新資料と募集要項を確認し、不明点は学校へ問い合わせてください。
倍率と合格の目安
芸術総合高校は学科ごとに志願状況が異なり、年度による変動もあります。2026年度の確定倍率について、この記事作成時点で4学科すべてを同一基準で照合できる公式資料を確認できなかったため、推測の数値は掲載しません。県教育委員会の志願状況資料で、学科別・変更後の確定値を確認してください。
合格の目安は偏差値だけでは決められません。5教科、内申、集団面接、実技の4要素を分けて現状を把握する必要があります。偏差値は学校公式の数値ではないため、民間模試の判定を見る場合は情報源と調査時点を確認しましょう。
学校説明会・実技相談
芸術系高校では、一般説明だけでなく学科別説明、実技講習、作品や演奏に関する相談が重要です。日程・申込方法は年度途中で更新されるため、学校公式の「学校説明会」ページを確認してください。参加時は、実技課題、練習方法、授業内容、進路、必要な道具や費用を質問すると学校選びに役立ちます。
芸術総合高校が向いている生徒
- 専門分野を高校3年間で深く学びたい
- 制作や練習を継続することが苦にならない
- 普通教科と専門実技を両立できる
- 作品や表現について助言を受け、改善を続けられる
- 通学時間や費用も含め、家族と計画を立てられる
受験生が今から準備すべきこと
- 志望学科の実技内容を募集要項で確認する
- 実技練習の記録を残し、定期的に専門家の助言を受ける
- 5教科の基礎を固め、実技だけに偏らない
- 定期テスト・提出物を整えて内申を確保する
- なぜその学科で学びたいかを集団面接で説明できるようにする
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まとめ
芸術総合高校の2027年度入試は、4学科共通の5教科・調査書・集団面接に、学科別実技が加わります。特に第2次選抜では実技配点が上がるため、学科別の準備が不可欠です。早めに学校説明会へ参加し、実技と学力の両方から受験計画を立てましょう。
参照した公式情報(2026年8月20日確認)
実技内容、募集人員、説明会日程は変更される場合があります。出願前に必ず最新の募集要項と学校公式発表をご確認ください。
