北辰テスト返却に際して生徒たちには何度か様々な機会で伝えいますが改めて確認を。
今回の北辰テストは生徒たち、保護者様にとっては大きな意味を持つテストだと思います。
人生で1番勉強した夏、
生徒たちはたくさんの時間も使って、保護者様も多くのお金もかかって、
必死に勉強したからこそ、その結果が大きく改善していくことを期待して頑張ってきたわけです。
もちろん、少しでも結果が出るようにと過去の先輩たちで結果が出やすかったやり方をベースに毎年進化をさせてEIMEIの夏期講習はパワーアップしています。
しかし、全てが良い結果になるとは限らないのが試験の厳しいところです。
私自身、中学生時代に夏以降に3回連続で下がり続ける偏差値を見て、
一生に渡って覚えているだろう悲しみや無力感を感じた1人ですので、その気持ちも理解できます。
しかし、強調しておきます。
9月の北辰テストは努力の全てを反映するものでは決してないことを。
あくまでも過程の1つに過ぎないということを。
夏休みは長いとはいえ40日程度。
人が何かを身につけるためには、
基礎を覚えて忘れてを繰り返して、
様々な角度から問題を経験して、
ようやく身につくものですから、それを考えれば”完成する”にはあまりにも短い期間です。
勉強というのはイメージはスタンプカードのようなものです。
5個スタンプが貯まると景品がもらえるとします。
3個スタンプをもらったからといって何かが変わるわけではないのと同じで、
勉強も繰り返していく中で身に付く途中というのは結果としては出ないこともあります。
じゃあ、その3回は意味がなかったのか?いいえ、そんなことは決してありません。
なぜなら、入試まではまだ160日程度ありますね。
入試という期日があるその試験までにスタンプを5個貯めればいいのです。
夏で1個しか貯めなかった人も、夏で必死に3個のスタンプを貯めた人も、9月では同じ偏差値になることもあります。
しかし、
入試まえに焦って頑張って2個スタンプを貯められたとしても、夏に1個しかためなかった人は結局3個で得点できない。
でも、夏に3個頑張って貯めていたこは、5個目が入試前日に押せることもあるんです。そしてそれが得点となって合否が分かれることも。
これは入試だけではない、人生を通してそうです。
友情だって、愛情だって、一回いいことをしたから培われるものではなく、それを地道に貯めていくことで信頼が出来上がるわけです。
それを学ぶ上でも勉強に粘り強く取り組むことが必要です。
回り道になりましたが、9月の北辰テストは、これまでの夏全ての結果を反映するものではないということを忘れずにいきましょう。
良かったとしても油断せず、悪かったとしても諦めず、
感情→分析→行動→習慣
私たちは君たちの味方です、いつだって。
頑張っていきましょう。