【ふじみ野】人間関係で悩む子たちへ

人は人との関わりの中で生きていく。

”人間”っていうくらいだから。

 

もちろん、感動や幸せも人との関わりによって起きるし

反対に、嫌な気持ちになることやトラブルなども人との関わりによって起きる。

 

教育学習塾だから

人間関係についても少し書かせてもらいたい。

 

まず、今、人間関係で困っているキミたち。

特に、誰かから攻撃をされてしまっているキミ。

 

まず最初に忘れないでほしいことがある。

「キミには必ず味方がいる」ということだ。

家族、学校、習い事、塾、いろいろな人達との関わりがあればあるだけ、キミの味方はどこかにいるはず。

少なくとも塾長や塾の先生たちはキミの敵ではないよね?

なにか困ったことがあれば、塾の先生にだって頼っていい。俺たちは、決して勉強のためだけに君たちと接しているわけではないからね。

 

実際に、だれか個人や、どこかの集団に攻撃され、のけものにされてしまっている時、
自分はみんなに嫌われてて、もうこの世の終わりかのように感じるよね。

俺も、実は中学2年のときに、少し学校で仲間はずれにされたことがある。そんなにひどいいじめとかではないから、本当にその気持ちはわからないのかもしれない。でも、軽く仲間はずれにされただけでも、胸がギュッとなって辛かった。

だから少しだけど、その気持ちはわかるんだ。そういう気持ちは抱え込まずに、先生たちにぜひ相談をしてほしい。

 

もしキミがなにか悪いことをしてしまったのなら、素直にその部分は謝ればいい。してしまったこと自体が相手を傷つけたかもしれない、言い方が悪かったのかもしれない。それなら素直に謝る。人間は必ず失敗はするから、それでもいいんだ。

もしキミが何も悪いことをしていないのなら、胸を張って生きたらいい。何をしてもキミを嫌ってくる人はいる。でもそれは仕方がないことだ。悪いことは素直に良くして、変えられることを変えたのなら、それ以上はキミの個性であって仕方がないこと。そのときには、自分を嫌いな人のことを考えて苦しむ必要はない。キミのいいところを知っている人と一緒にいて、キミのやるべきことをやっていけばいい。それでも攻撃がやまなければ誰かの力を借りたっていい。キミがやれることをやったうえで、誰かの助けを求めることは卑怯でもなんでもない。堂々と大人にも助けを求めていい。

 

そしてもう一つ伝えたいことだ。

それは、何かをされたときに相手を攻撃する側にまわってはいけないということ。

傷つけられたキミが、今度は誰かを傷つけるようなことをしてしまったら、また苦しむ人が増えるだけ。そんなことはしないでほしい。

さっきも言ったとおり、人は人と関わりながら生きていくし、人は必ず失敗をする。だから、キミが誰かに傷つけられたこともあれば、キミは誰かを傷つけてしまうこともある。
それを忘れてしまうと、なにか嫌なことをされたときに相手を攻撃してしまうようになる。

自分がされて嫌だったことを、誰かにやってしまうことは本当に正しいことなのかな?

色んな意見があっていいと思うけど、俺は基本的には相手を傷つけようとすることは良くないと思う。(キミ自身の命や、大切な何かを守るために仕方ないこともあるけど、それすら良いことではないと思う。)

だからね、もしキミが誰かを攻撃しようとしている(もしいま現在誰かを攻撃してしまっている)のなら、ちょっと立ち止まって考えてみてほしい。

キミが加害者になってはいけない。

受けた傷を癒す方法は、相手を攻撃すること以外にもたくさんあるはずだ。

むしゃくしゃして、気持ちが晴れないなら、それも塾の先生に相談するといい。俺たちは魔法使いではないから何でもできるわけじゃない。

でも君たちより長く生きて、君たちよりたくさんの人と関わって、君たちよりも人間関係のことを考えて学んでいる。

きっと、攻撃するよりもよい方法を一緒に見つけることができるんじゃないかな?

 

ちょっと長くなってしまったね。

伝えたいことを整理しよう。

 

今、誰かに攻撃をされて苦しんでいる子へ。

キミはひとりじゃない。少なくとも塾の先生はキミたちの味方だ。なんでも相談してみてほしい。

悪い事は素直に反省して、謝って、変えられることは変えてみよう。

今、誰かに攻撃しようと思っている(または攻撃している)人へ。

誰かを攻撃するのではなく、許して前向きにエネルギーを使おう。

 

人間は間違えながら進んでいく。前を向いていこうね。

この記事を書いた人

石橋 凌