人間は2つのエンジンを持っている。
1つは、希望。
こうなりたい、こうなれたらいいな、というキラキラした夢や目標。
もう1つは、恐怖。
こうなりたくない、こうなったら嫌だな、というビクビクする感覚。
どちらも特徴がある。
希望は、プラスのエネルギーになる。そして、長期的に持ち続けることができる。
ただ、弱点がある。それは「瞬発力がない」ことだ。
キラキラした夢を描くだけに終わり、そのためにやるべきことを後回しにしてしまいがち。
恐怖は、反対にマイナスのエネルギーになる。これは、長期的に持ち続けることは精神を病んでしまうので、あまりお勧めはしない。
しかし、恐怖の圧倒的なメリットは、「瞬発力がある」ことだ。
定期テスト受験でも上位を取る生徒は恐怖の使い方がうまい。
日頃はコツコツとルーティン的に勉強をしていくが、直前期になると「心配になってきた」と口にする。
心の中で「点数が取れなかったら」「順位が下がったら」こういうことをイメージして自分を駆り立てる。
これが結局のところあと30分、あと10問を生み出す。
しかも、本気で取り組む30分だ。
これが大事なのだ。
だから、EIMEIでもわざとテスト直前の生徒には言う。
このままじゃ君の目標は達成できない。なんなら、点数も順位も下がるぞ。
じゃあ、そうならないために何をする?
とね。嫌な先生に、あえてなる。
さぁ、今はびびっていい。本気のもう1歩こそが君の目標を達成させる。