11月頭の受験した北辰テストが返却された。
この11月の北辰は勝負の分かれ目になる。
受験生は埼玉県で5万人ほどいる。
君たちがライバルとする生徒たちはせいぜい500人くらいだろうか。
その子たちも、君たちと同じ人間だ。
だから、本質的に君たちと考えることはそう変わらない。
結果が良かった人も悪かった人も、
共通で感じ始めていることがある
それは
もう疲れてきた
という感覚だ。
夏前に部活を終え(中には夏中も部活に燃えていたね)、夏期講習で夏休みに人生で1番勉強をし、2学期が始まって夕方も夜も、学校に加えて勉強をする日々
毎月のように実力テストがありその結果が不安で、好きなことを思いっきりできるわけでもないけれど、かといって思いっきり勉強ができているわけでもないモヤモヤ
そういうものに疲れかけている。
だからこそ、勝負の分かれ目はここにある。
受験は長距離走だ。
いや、人生は、と言い換えてもいい。
ゲームの世界、動画の世界、SNSの世界では、すぐに、目先で、楽しいことが起きるように設計されている。
人生は、勉強も、仕事も、友情も、愛情も、すぐに手に入るものなどない。
それなのに、多くの人は、
少し頑張って、結果が出ないと諦めたり、
結果が出ると浮かれてしまって、
どっちにしても努力を続けられない。
今回の11月の北辰テストは、君たちが感じているように、きっと受験生の多くが疲れを感じ、
諦め
浮かれ
なんだかそれないの言い訳を作って、努力から逃げたがる。
ということは、ここから本気を出して頑張れた人は、まだまだ多くの人を抜けるチャンスがあるということでもある。
実際に、自分がそうだった。11月までは下がり続けた偏差値、12月で一気にはねた。
それは、それまで頑張ってきたからこそ起きたことであり、諦めかけた時にその努力を続けたからこそ起きたこと。
自分だけじゃない、これまでのEIMEIの卒業生たちは、何人も頑張り抜いた先に未来を切り開いてきた。
精神論じゃない、具体的な勉強方法やアドバイスが欲しい
それも、事実だろう。
でも、精神が燃えてない人にしたアドバイスなんて、結局実行されないままになることがほとんど。
精神論だけで合格はできないが、まずは精神を整え、心を燃やすことが全てのスタート。
今回の北辰テストを勝ちの方向に持っていくのか、諦め・浮かれ負けの方向に舵を切るのか。
改めて自分に問うべきだ。
きっと、どこかでサボり、手を抜いてきたことがあったはずだ。
それをやり切ってからでも諦めるのは遅くない。
