みなさんは、山の上に行くとポテトチップスの袋が膨らむということを聞いたことはありませんか?
もしくは、実際に体験したことがある人もいるかもしれませんね!
お盆休みに先生たちで、富士山に登ってきたので実際に実験してきました👍
― ポテトチップスの袋はなぜ膨らむのか? ―
理科で解ける!袋が膨らむ理由
そもそも山の上に行くと、なぜ袋が膨らむのか。
これは「気圧」の変化が関係しています!
地上では、空気が1平方センチメートルあたり約1kgの重さでのしかかっていて、それを 1気圧 と呼びます。
標高が高くなると周りの空気の量が減るので、外側から袋を押さえる力(=気圧)が小さくなります。
一方で、袋の中の空気は地上の気圧に合わせて詰められています。
その結果、
- 外の空気の押す力が弱まる
- 袋の中の空気が外へ押し広げる
というバランスが崩れて、袋がふくらむんです!!
と、言葉で説明されても実際にイメージするのは難しいですよね笑

画像にするとこんなイメージです!
富士山は実験室みたい
富士山は標高3776m。ふもとに比べると、山頂では気圧が約3分の2ほどになります。
だから、お菓子の袋も見てわかるくらいパンパンになるんですね。
ちなみに飛行機の中でも同じ現象が起きます。スナック菓子を開けると「バリッ」と大きな音がするのは、気圧差が一気に解放されるからなんです!!
ということで、実際に実験した結果がこちら!!
まずは、5合目!

5合目でさえ約2,300mあるので、すでに地上よりは気圧が低いため袋が少し膨らんでいますね!!
続いて7合目!

5合目と比べると、かなりパンパンになっていることがわかりますね!!
ちなみにこのあたりから、空気の量が薄いので呼吸も少しきつくなってきました💦
そして、、山頂では!


今にも破裂しそうなくらいパンパンになっていました!!!!!
実際に自分で実験してみて体感することで、場所によって違ったという印象にも残ります👍
みんなも山登りした時は実際に持って行ってやってみてください!!
次は、山の上は夏なのになぜ寒いのかについてです!!
こちらもぜひ合わせて読んでみてね~!!

