朝霞台校舎【小学生向け】「“やればできる子”なのにやらない? その背景にある心理とは」

小学生を指導していると、よく耳にする言葉があります。

それが「うちの子、やればできるのに…」というものです。

しかし実際には、「やらない」こと自体にも理由があり、その背景を理解することが第一歩になります。

“やればできる”という感覚は、保護者の方から見て「能力がある」「本気を出せば成果が出る」という前提に立っています。

しかし、子ども自身が「自分はできる」と思っていないケースは多く、

「失敗したくない」「頑張ってダメだったらどうしよう」という不安から、

“やらない”という行動を選んでいることもあります。

このようなケースでは、「なぜやらないのか」を問い詰めるよりも、

“やってみたらできた”という経験を増やすことが効果的です。

・簡単に達成できる課題を用意する

・成功した経験を振り返らせる

・取り組んだこと自体を評価する

このような関わり方が、子どもの自己効力感を高めていきます。

「やればできる」は、裏を返せば「やらない限り、できるかどうかも分からない」ということでもあります。

小学生期は、能力以上に“気持ち”と“経験”の積み重ねが重要です。

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