「私立単願で合格できるんで、理科、社会、の勉強やめます。補習講座も参加しません。自分でやります。」
これ、一番ダメなパターン。
いいかい?
きみの友だちの公立高校を受験する生徒は、3月まで死ぬ気で勉強するんだぜ。
必死で合格を勝ち取るためにあと数ヶ月を過ごすんだ。
その間、彼らは苦しむだろう。
けど、それが無駄か?そんなわけないよな。
合格に向けて、必死で勉強して、学力上げて、そうやって入学した高校では、受験勉強で身につけた学力と体力と精神力が役に立つ。
一方、きみはどうだ?今の時点で、もう気が緩んでいる。
高校入試がゴールだと勘違いしてしまったのか。
きみが行く私立高校には、一段偏差値上の公立高校からの併願の生徒も多く入学してくる。
この意味がわかるかな。
きみより学力が上の生徒が、さらに、あと数ヶ月必死に頑張って、それでも公立高校に不合格だった生徒が、悔しい思いを抱いて、エネルギーを溜め込んで、きみと同級生になるんだよ。
きみは、そんな状態で高校に入って、やっていけるか?
よく考えなさい。
私立高校単願が悪いわけではない。
今のきみの油断や楽な方へ流れている状況が良くない。
高校入学はスタートだ。
中学の理科社会の勉強は無駄になるわけないし、今、必死に勉強に向かい合う時間はとても大切だ。
私立高校に単願でいけるということに感謝して、誰よりも勉強を頑張るべきなんじゃないか?
きみの人生だからな。もっと大切にするといいぞ。