【水谷HIRO先生】数学のつまらない授業はしない

 

正負の数の足し算、

(+3)+(+4)とか、(-3)+(-5)とか、

教科書通りやると、「同符号の足し算はね、絶対値の和に同じ符号を付けるんだよ」

(-3)+(+4)とか、(+3)+(-7)とか、

教科書通りやると、「異符号の足し算はね、絶対値の差に絶対値が大きい方の符号を付けるんだよ」

と、なんか、決まっているんだよ、覚えてね、と教えていたらつまらない。生徒を伸ばせない。

 

先程、補習をした体験生は、すごくセンスあった。

 

まず、負の数の導入

5-3=

できるよね?小学校の算数だもんね。

じゃ、3-5=

これはどうなる?

一瞬考えるけど、大体の子は感覚で知っている。-2?と答えてくれた。

そうそう。

中学になって「数学」になると、数が広がるんだ。

もちろん、見たこと聞いたことあると思うけど、負の数、マイナスが付くんだね。

ってか、なんで3-5=-2って思ったの?

「え、、数直線みたいなので考えてみました」

おお、、、教科書通り!

じゃ、990-1230= これは数直線でやっていたら大変だよね。どうやって計算する?

「1230から990をひきます、そして、マイナスをつければいいのかな・・・」

そのとおり!

じゃ、これは?

この足し算引き算も考えてみよう。

「え~、上は-5かな。。。」

そのとおり!頭の中を説明して!

「2と3を足しました。そして、マイナスがあるので、つけました」

すばらしい!今の導き方完璧!

下は?

「え~と、、、、105から98をひきました。それで、たぶんマイナスが付くのかな???」

その通り!

この子は、頭の中で感覚的にやったことを言葉に表す力もしっかりあります。

伸びますね。

 

で、結局

正負の数の足し算、

(+3)+(+4)とか、(-3)+(-5)とか、

教科書通りやると、「同符号の足し算はね、絶対値の和に同じ符号を付けるんだよ」

(-3)+(+4)とか、(+3)+(-7)とか、

教科書通りやると、「異符号の足し算はね、絶対値の差に絶対値が大きい方の符号を付けるんだよ」

ここの部分を自分で考え出したわけです。それをノートにまとめます。

 

こんな授業楽しいよね。決まりを言われてその通り計算しまくるより。

 

あ~、我ながら良い授業をした。笑

 

この記事を書いた人

HIRO 川上先生